第4回公演・無事に終演

横須賀シニア劇団「よっしゃ‼︎」第4回公演

『いっしょに行こう•••ネ!〜三部作〜』

脚色/演出 横 田 和 弘

其の壱 「にっき、日記、にっき」 作 岡本美津子

其の弍 「電車の中で」 作 石橋啓志

其の参 「年輪」 作 菊池さち子

(補作 劇団「よっしゃ‼︎」有志)

無事千秋楽を終えました!

感謝•感謝•感謝です!

7月9日(土)10日(日)の両日 おかげさまで満員のお客様の温かい拍手の中、幕を下ろすことが出来ました。ありがとうございました。感謝です。

今回は 台本創り、三部作、一人何役をこなす芝居創りなど、大きな挑戦の公演でした。

趣の違った三本の作品創りは、結構楽しくもあり、苦しくもあり良い経験となりました。この苦労はまた一歩進化を遂げたと自負しています。

4ヶ月の稽古期間、全力で走り続けてきた公演でした。コロナウイルスにかかることもなく、大きな病にかかることもなく、30名のメンバーが全て千秋楽を迎えられたことは、本当に嬉しい限りでした。勿論、直前まで、思わぬトラブルやハプニングもありましたが、多分メンバーの意気込みが、全ての障がいを吹き飛ばしたのだと思います。舞台の神様が守ってくれたのかもしれません。感謝です。

劇団「よっしゃ‼︎」には、ここまでいろいろな面で支えてくれたたくさんの人たちがいます。全ての関係者に感謝です。

劇団「よっしゃ‼︎」は休むことなく 次への公演に向けて活動を始めています。とにかく平均年齢七十歳、とにかく元気です‼︎

今回の公演で得た、たくさんの経験と反省を持って、さらに面白い作品ができるよう頑張っています。期待してください。

お客様が、劇団「よっしゃ‼︎」を育てます。これからも、厳しくも温かい目で 応援よろしくお願いいたします。 

プロジェクトリーダー 横田和弘


「にっき・日記・にっき」 岡本美津子 作品

1.この作品を思いついたきっかけ

『いっしょに行こうネ…』の本に感動した。『ごめんね ほんとに ごめんなさい』、『だまって聞け』、『日記・日記・日記』の三作に絞った。 ある人に優しい事も、ある人には優しくない。本当の親切は簡単なようで簡単でない。常日ごろ、誰もが経験する“共生”の処を伝えたいと想い、日記を選んだ。

2.注目ポイント

『日記』台本の特徴は、物事の正否を伝えるのでは無く“言い放つ劇”未来や結末を、あやふやな状態で終わらせた劇。台本の最終場面に出てくる、万華鏡の世界を、横田さん演出で素晴らしい世界に、魅せる劇になることを願っています。

3.制作秘話(悲話)

よっしゃ‼ の稽古は、台本はすぐに離す。言葉は台本通りでなくて良い。でも、でも、台本は演じてくれる人が、最初に出会う信頼のツールのはず。だから、セリフは勿論、終助詞の「ね・よ・か・・」を軽んじてはダメだった。ダメ出しの嵐は此処にもたくさん入った‼。

「電車の中で」 石橋啓志 作品

1.この作品を思いついたきっかけ

「シルバーシートってなあに?」を読んで、「電車の中」の出来事を通して、老人福祉とは「制度なのか?」「思いやりなのか?」を問うてみたいと思いました。が、「電車の中」というテーマを膨らませていくと色んな車内の光景が浮かんで来て、「電車の中」の日常を再現するだけでも面白いかも…と思いました。

2.注目ポイント

  電車の乗客の動き(乗り降り、席取り、発車、停車時のガッタンコの揺れetc. )が見せ場です。舞台上に電車の中の光景が見えれば…、そして、「あるある」と同感いただけばうれしいです‼

3.制作秘話(悲話)

「元電車の運転手」という役作りのため、京急はじめ近隣の電車の先頭車両に乗り、運転席の状況を観察しました。電車運行関係者の皆様、毎日の安全運転ありがとうございます‼

「年輪」 菊池さち子 作品

1.この作品を思いついたきっかけ

横田さんが23年前に書かれた「一緒に行こうネ、ネ、」の中の作品に[年輪]があります。

九十歳の老人が死んだ で始まるセンセーショナルな書出し、

90歳の老人の身になにが?と思ったら、

たくさんの家族に囲まれて羨ましくなるほどの平穏な老人の死。

でもきっと何かある!正太郎さんの90年を掘り起こしてみたくなりました。

2.注目ポイント

90歳の正太郎とクマとゲン!幼馴染の3人にとっては正太郎が生まれた時に植えられ杉の木は、3人を見守ってくれた故ばこの杉の木と俺達3人とは杉友だ!と思っている。俺達亡後の杉の木の行末を心配し、この杉の木で棺を作る杉友ブランド計画を発足させる。しかし発足早々正太郎は天に召されてしまう。棺作りに切り倒された杉の年輪には、残された家族の思い出と正太郎の生きた証が刻まれていた。

3.制作秘話(悲話)

90歳の正太郎は14歳で終戦を迎えた。戦時中の恐怖と忍耐、迎えた終戦で正太郎が感じた抱えられない程の虚無感、そして次の時代を背負う責任感、生涯を通じて正太郎は、愚直だが強く明るく真っ直ぐに生きる!時に頑固に、時に我が儘に、時にお人好しに、

でもその根底には人間だけでなく生きているもの全てに対する優しさが溢れている。

そんな、正太郎の生きた証の「年輪」が、よっしゃ‼︎皆んなの力で表現出来る事が、最高の幸せです。

「年輪」挿入エピソード作者の言葉

「モンスターじいじの一日」 作者 鬼頭 和彦

 学校に乗り込み孫のいじめを質す正太郎と、自分の立場を守ろうとする剛の担任とのバトル。校長と担任の信頼関係を探り合う会話。その両者を組み合わせて、正太郎の正義感を最大に表現するのに苦労しました。


「愛の文通事件」 作者 菊池 さち子

 家出してまで文通相手の良子を思う剛。良子に代わって返事を書く郵便局員の正太郎。そんな親子だからこそ、剛と良子は目出たく結ばれたのだと思います。思春期の剛を思う正太郎の愛情が表現できたら嬉しいです。


モスラの一日 作者 鈴木 明美

 カフカの「変身」、ひっくり返った虫をみつけて起こしている私。一日中虫を眺めていた幼稚園の頃。昔、古文の先生が楽しげに語った枕草子の「虫愛づる姫君」などがベースになっている。みんなからは、虫の擬人化や何匹もの虫を登場させる意見が出て、擬人化させると話が生き生きした。虫を襲うカラスや蜂を正ジイが阻止して…虫を守るなど意見続出。みんなで虫になってみるとアクティブな話になった。一度仕上がった台本も、この人にはこう言わせたいと想像、妄想広がり。楽しくて、寝ながらも台詞を考えていた。


「豆腐三昧の日」 作者 安藤 美佐子

最後を寅さん風の決めセリフにしたので、豆腐売りの口上の場面も同様にと、皆のお知恵拝借。寅さんはテキヤだから「寄ってらっしゃい観てらっしゃい」ね!ご当地感を出したいから横須賀。お豆腐は水が大事!きれいな水といえば観音崎。お次は豆腐屋の名前。三浦屋豆腐で決まり!皆のノリの良いこと。お婆さんが豆腐に手を突っ込んでムシャムシャ食べるのはどう?とか当時は鍋抱えて豆腐買ったよね、とアイデア出し合ってワイワイ楽しい時間でした。