おこだでませんように
今日のお稽古は前回に続く対決、乱闘シーン。
集団対一人の芝居。舞台を広く使う芝居。
すごく難しく、しかし、一番大事なシーンだ。
一挙手一投足、立ち位置、声の調子、大きさ、感情表現など、いつもながらのきめ細かいそして、忍耐強い指導が続く。
ここからは番外編。
「おこだでませんように」という絵本。ご存知ですか?
作者のくすのきしげのりさんが小学校1年生の先生だった時のこと。
七夕の短冊の願い事の多くが「野球選手になりたい」とか「ピアノがうまくなりますように」とある中に、たどたどしい文字で「おこだでませんように」と書いた短冊。
大好きなお母さんによく怒られる子が「おこられませんように」と一生懸命書いたのだろう。
私たちは、60歳以上限定のプレ~ミアムな劇団!
今さら「怒られませんように」と短冊に願う歳ではないし、演出の横田さんは誰のことも「おこだない」。
しかし、この幼子の気持ちに共感できるというか、そんな気持ちにさせてくれる。
稽古に臨む時、「おこだでませんように」と念じる。
なんだか楽しい。
レポートby つるりん
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